フリー直後、カメラに映った佐藤信夫コーチの表情SP16位のどん底から救ったのは、佐藤信夫コーチ(72)のひと言だった。
フリーの朝練に遅刻したさえない真央を呼び止め、佐藤コーチはこう諭した。
「SP70点、フリー140点と考えたら、まだ試合は3分の1しか終わっていない。気合を入れなさい。」選手村に帰った後は、自分の教え子の話をした。
その教え子は、’80レークブラシッド・オリンピック代表。
扁桃腺が腫れて2日間寝込んだが、「ぶっ倒れたら皆で助けにいってやる」と励まされ、自己最高の8位に入った。
真央にも「今まで練習してきたことを信じれば大丈夫。
何かあったら、先生が助けにいくから。」と言った。
真央の母、匡子さんからコーチ就任を打診された当初は、「銀メダルを取ってしまった人に、自分は何ができるのか」と悩んだ。
フリーで真央さんは最高の演技。
直後にカメラに映った佐藤信夫コーチの表情がすべてを物語っていました。