西欧で考えられていた「ムシ歯の虫」

13世紀ごろのイギリスの歯痛治療今の世の中で、ムシ歯が文字通り「虫」のために起こると考えているのは、小さな子どもぐらい。

でもこのような考え方は、19世紀まで続いていました。

中国では2千年も前から、ムシ歯の穴の奥底に住む「虫」を殺すためにヒ素を使っていたし、西欧でもムシ歯の穴から「虫」をおびき出すのに蜜を用いていました。

きわめつけがイギリス。

13世紀~19世紀まで、歯痛治療を行う時、写真のように煙を使って歯の中にひそんでいる「ムシ歯の虫」をいぶし出していたようです。

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