『銀の匙(さじ)』って、明治生まれの作家 中勘助が自身の少年時代をつづった自伝的小説なんだけど、それを中学の3年間かけて200ページ遅読する先生がいました。
小説の主人公の世界に干支(えと)が出たら中国古典に起源をさかのぼって深堀りし、カルタが出ればみんなで遊び、凧揚げが出ればみんなで凧をあげた。
その先生って、神戸市の私立N中・高校(仮名)の伝説の元国語教師、橋本武。101歳。
その先生、よく言ってマシタ。
すぐ役立つことはすぐ役立たなくなる。
本気でのめり込んだものは人生を豊かにする。
本当にそうだなぁと思いました。